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大日本印刷の評判から聞こえてくる職場環境

time 2016/05/09

大日本印刷の評判から聞こえてくる職場環境

大日本印刷の評判・口コミ

大日本印刷株式会社は、印刷をはじめ情報産業や生活産業など幅広い分野で事業展開する総合印刷会社である。そんな大日本印刷株式会社への就職を希望する場合には、事業内容や労働環境など会社の評判が気になるものだ。

1日の労働時間や残業時間に関しては、基本的にフレックス勤務制で8時間だが、職種や繁忙期で労働時間や残業時間に違いがある。基本的に印刷業界は長時間労働が習慣となっている点を知っておくことも必要だ。休暇制度に関しては、完全週休2日制で年末年始・夏季・GW連休を含めて年間休日は一般的だが、年次有給休暇・特別休暇・バースデー休暇などがある。また社員の自主性を重んじる様々な制度があるのも特徴だ。例えば、社員が職場を選択できる社内人材公募制度、自己啓発や異動希望を年1回申告できる自己申告制度、異動を自身からアピールできるFA制度などがある。

このように大日本印刷株式会社は、社員が快適で仕事にやりがいを持って自由闊達に働ける職場環境が整っている会社といえるのだ。人それぞれ考え方や感じ方に違いがあるので一概には言えないが、この点から大日本印刷株式会社の評判は良いと考えられるのである。ただ就職を希望するのなら会社説明会やインターンシップなどで実際に確認するのが一番だ。

大日本印刷という会社

大日本印刷株式会社は印刷だけでなく、情報産業や生活産業など様々な分野にも事業を拡大している大規模な総合印刷会社である。主な事業部門としては、教科書・一般書籍・雑誌類・広告宣伝物・有価証券類・事務用機器とシステム・広告宣伝媒体の企画・出版流通事業などを行う情報コミュニケーション部門。容器や包装資材・包装用機器とシステム・建築内外装資材・写真用資材・産業資材などを扱う生活・産業部門。リードフレーム・フォトマスク・液晶ディスプレイ用カラーフィルターなどのエレクトロニクス部門、炭酸飲料や非炭酸飲料などを取り扱う清涼飲料部門などがあるのだ。

大日本印刷株式会社の歴史は、印刷を通して知識・文化を広めたいという情熱をもった佐久間貞一ら4人により、1876年に前身となる秀英舎が創立されたことが源流である。その当時は、主に仏教・神道布教のための新聞や一般日刊新聞の印刷をてがけていたが、1877年に日本ではじめての純国産の洋装本である「改正西国立志編」を秀英舎が印刷したのだ。雑誌・書籍の印刷を軸として拡大をとげた秀英舎は、1935年に日清印刷と合併して社名を大日本印刷に変更するのである。

1963年に北海道コカ・コーラボトリングを設立、1982年には精密電子部品搬送用キャリアテープを開発して産業資材分野に進出。2003年には太陽電池モジュール部材を開発しエネルギー分野にも進出したのだ。

大日本印刷代表取締役社長北島義俊

大日本印刷を率いる北島義俊氏とはいったいどのような人物なのか。その経歴や評判について見ていくことにする。

大日本印刷代表取締役社長北島義俊氏は1933年8月25日大日本印刷前社長である北島織衛氏の長男として誕生した。父の北島織衛氏は経営陣の刷新や労使関係の調整に強気の姿勢であたり,事業の拡大と多角化につとめた大日本印刷中興の祖といわれる人物である。1958年3月に慶應義塾大学経済学部卒業。4月、富士銀行入社。その約5年後の1963年5月に大日本印刷入社。1979年12月、社長に就任している。

若くから経営判断に優れているとの評判が高く、積極的に新規事業を行い、印刷の領域を広げてきた。その一方、未だに周囲意見に耳を傾けることを忘れない、また、機会があれば若い社員とも良く話をするなど気さくな一面をもった社長であるとの評判も耳にする。

2010年3月期の有価証券報告書で、在職30年社長の北島義俊氏の2010年3月期の報酬が7億8700万円だったと明らかになった。この報酬はこれまで明らかになった中では、日本人最高額である。

また、2015年にはメセナ大賞を受賞。ルーヴル美術館と連携して開発を重ねた美術鑑賞ツールを、独自のワークショップとしてさらに幅広い層へ向けて展開されている点が高く評価されたことによる受賞である。